絵本・児童書

「ラチとらいおん」怖がりの子どもに勇気を与えてくれる、お守りのような絵本

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こんにちは。シーアです。(@seer1118b

「怖い」という気持ちは、誰しも抱くもの。

そんな感情に打ち勝って、強くいられる心を育むサポートができる絵本をご紹介します。

シーア
シーア
暗いところが怖い、大きな動物が怖い…子どもの頃に感じたことがあるよね。
ライト
ライト
子どもだけじゃなく、大人も怖いものってあるでしょ?

親は子どもに強くなってほしいと願うもの。

でも、赤ちゃんのときはどうってことなかったものを、怖いと感じられるのは成長の証でもあるんです。

そんなとき、怖い気持ちに寄り添うように、そっと差し出せる絵本です。

シーア
シーア
「ラチとらいおん」の魅力を解説するよ!

「ラチとらいおん」の絵本データ

  • 作・絵 マレーク・ベロニカ
  • 訳 徳永康元
  • 出版社 福音館書店
  • 出版年 1965年7月
  • ページ数 44ページ
  • サイズ 16cm×23cm
  • 楽しめる年齢の目安 4歳から

マレーク・ベロニカ氏は、ハンガリーの絵本作家で、「ラチとらいおん」の他にもたくさんの絵本を手がけています。

シーア
シーア
日本でいちばん有名なのは「ラチとらいおん」だね。

「ラチとらいおん」のあらすじ・内容

ラチは、世界中でいちばん弱虫な男の子。

シーア
シーア
世界中で…!? それって相当だよね。

犬を見ると逃げ出してしまうし、暗い部屋には入れません。

友達だって怖いので、一緒に遊べなくて、ひとりぼっち…。

ラチには、飛行士になりたいという夢がありましたが、こんなに臆病では、とてもなれそうにありません。

ところが、小さな赤いライオンが、ラチの部屋に現れたのです!

ライト
ライト
ラチとライオンは、強くなるための体操を始めるよ。

大きな犬がいても、ライオンが一緒にいれば大丈夫。

ライオンがついてきてくれれば、暗い部屋にも入れました。

特訓を続けたある日、ラチはついに相撲でライオンに勝ちました!

シーア
シーア
すごい!あんなに弱虫だったのに、頑張ったね。

ラチは、喜んで友達のところへ出かけますが、友達たちは、意地悪ののっぽにボールを取られてしまったと言います。

ラチは「ライオンがついているから、のっぽなんて怖くない!」と、のっぽを追いかけて、ボールを取り返します。

ですが…ポケットに入っていると思っていたライオンは、実はりんごでした

ライト
ライト
ライオンがいるから…と思ってたけど、ほんとはもうライオンはいなかったってこと!?

ライオンは、ラチが強くなったのを見届けて、次の弱虫の子どものところへ旅立ったのです。

シーア
シーア
お別れは、突然やってくるんだね。

ラチは、もうライオンがいなくても大丈夫。何も怖がらない、強い男の子に成長したのです。

「ラチとらいおん」の魅力を3つ解説

ラチとらいおん|ライオンに勝った出典:「ラチとらいおん」 作・絵:マレーク・ベロニカ 訳:徳永康元 福音館書店

「ラチとらいおん」の魅力を3つピックアップします。

  1. 臆病な子どもに勇気を与えてくれて、自分自身の力で成長できる
  2. 子どもの「怖い」気持ちは成長の証。寄り添って乗り越えられる絵本
  3. ライオンがいるから強くなれる、でもライオンの強さに依存しない
シーア
シーア
ゆる〜い絵で、ライオンが何も考えていなさそうな顔をしているのが癒されるよね。
ライト
ライト
ひとつひとつ説明していくよ!

臆病な子どもに勇気を与えてくれて、自分自身の力で成長できる

シーア
シーア
「ラチとらいおん」の一番いいところは、勇気をくれることだよね!

ラチは、ライオンのおかげで、怖がりで臆病な性格を変えることができました。

ライト
ライト
ライオンがいたから、克服しようと思えたんだよね。

今、このタイミングでライオンが現れたのには、意味があると思えてなりません。

子どもには、年齢で区切れない、それぞれ成長のタイミングがあるもの。

ラチには「変わりたい」「強くなりたい」という、成長の根源になる欲求があったはず。

だからこそ、ライオンが来てくれたのです。

シーア
シーア
つまり、ライオンはあくまでもサポートで、ラチ自身の力で成長したってことだね。

子どもの「怖い」気持ちは成長の証。寄り添って乗り越えられる絵本

子どもの育ちには段階があって、「怖い」という気持ちは、産まれたばかりの頃にはないもの。

シーア
シーア
産まれたての赤ちゃんは、暗いところを怖がらないもんね。

暗闇が怖いのは、暗いところになにか得体のしれないものがいるかもしれない、と思うから。

見えないものに対して、想像を働かせる力が芽生えている証拠なんです。

大切なのは、「怖い」と思う気持ちを否定しないこと。

ライト
ライト
怖いものは怖いんだから、そう思っちゃうことは止められないよね。

「暗くても怖くないから、行きなさい」と言われても、怖い気持ちはなくなりません。

だから、ライオンのように、一緒に暗いところについていってくれる存在は、心強いのです。

何度かくり返して、子ども自身が「暗いところに行っても、怖いことは起こらない」って心から理解できれば、自然と怖くなくなるもの。

「ラチとらいおん」は、子どもの「怖い」気持ちに寄り添って、乗り越える手助けになってくれますよ。

ライオンがいるから強くなれる、でもライオンの強さに依存しない

ライオンが一緒にいてくれることで強くなれるのが、第一段階だとすると、ライオンがいなくても強い自分でいられるのが、第二段階。

シーア
シーア
ライオンがいなくちゃダメ、になったら依存だもんね。

ライオンは、ラチが強くなって自信がつくまで、一緒に体操をしたり、相撲をとったりしてくれました。

でも、ラチがのっぽからボールを取り返すとき、もうひとりでも大丈夫だと確信していたんです。

だから、そっと置き手紙をして、ラチの元を去りました。

シーア
シーア
例えるなら、コマなし自転車の練習みたいなもの。

最初は、親が自転車の後ろを手で支えて、一緒に走ってくれるけど、実はこっそり手を離していて、「支えていなくても、ちゃんと乗れてたよ」ってあとで種明かしされる…。

本当はもうひとりでこげるのに、ずっと支え続けていたら、いつまでたっても自立できません

だから、ちょっと不安定かもしれないけど、あえて手を離してみる。

それと同じで、ライオンは、ラチがひとりでも強くいられることを自覚させるために、こんなお別れの仕方を選んだのです。

ライト
ライト
ライオンは、子どもを崖から蹴落とす…っていうことわざみたいな感じだね!

「ラチとらいおん」は、強さと優しさを教えてくれる、弱い子の味方になれる絵本

シーア
シーア
「ラチとらいおん」は、怖がりの子どものお守りになってくれる絵本だよ。

子どもの「怖い」という感情を、否定することなく、一緒に乗り越えて、自立への道筋を示してくれます。

現実では、子どもはこんなにすぐ強くなったりしないし、強くなったから夢が叶う(飛行士になれる)とも限りません。

だけど、そんな現実を踏まえた上で、ただただライオンの存在を信じられるのも、絵本のいいところ。

ライオンは、今でも、世界中の弱虫の子どものところを転々としていることでしょう。

ライト
ライト
次にライオンが来るのは、あなたの元かもね!
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シーア
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ライト
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