犬のお散歩をしていると、都会でも意外に花が咲いているなぁと気付かされます。
目にも美しい植物たちを、雑草とひとくくりに呼ぶのは、なんだかしのびない。
そんなときに役立つ、写真と絵がたっぷりのビジュアルブックをご紹介します。
子どもと一緒に覚えたい 道草の名前
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ひとつひとつの植物を、ていねいに掘り下げて説明してくれる本です。
きっと、これまで知らなかった雑草の魅力に気がつきますよ。
「子どもと一緒に覚えたい 道草の名前」の著者は、農学博士とボタニカルアーティスト
「子どもと一緒に覚えたい 道草の名前」を監修した、稲垣栄洋先生は、雑草に詳しい農学博士。
学生や子どもたちに教えてくれているような、わかりやすい解説が魅力です。
絵は、ボタニカルアートの加古川利彦さんが描かれています。
写真もふんだんに使われていて、図鑑でもなく、絵本でもない、いわば道草ビジュアルブック。
インテリアとして本棚に飾りたくなるくらい、見た目にもキレイでうっとりしちゃう1冊です。
「子どもと一緒に覚えたい 道草の名前」で取り上げられている雑草たち
「子どもと一緒に覚えたい 道草の名前」で紹介されているのは、どこかで見たことがあるメジャーな雑草が中心です。
- スミレ
- タンポポ
- ツクシ
- オオイヌノフグリ
- シロツメクサ
- ヘビイチゴ
- カラスノエンドウ
- ナガミヒナゲシ
- ヘクソカズラ
- ヒルザキツキミソウ
- カタバミ
この他、全33種類が紹介されています。
タンポポ、シロツメクサなど、よく知っている植物でも、新たな発見があるのが魅力。
例えば、四つ葉のクローバーは、突然変異や、成長過程で人に踏まれることなどがきっかけでできるそうです。
幸せの象徴なのに、踏まれて傷ついて生まれるなんて、人間ももっと頑張らなくちゃって思わされますね。
身近な雑草の知られざる生態や、生き残り戦略を、ひとつひとつ掘り下げて解説
花、葉、茎、種、生え方、生える場所、冬の期間どうしているのかなど…。
たくさんの種類を羅列するような図鑑ではなく、ひとつひとつを細部に渡ってディープに紹介しています。
その草花を使った遊び方が載っているので、子どもはきっと「やってみたい!」って言うはず。
子どもはもちろん、大人の自然観察にもぴったりの内容。
似ている・間違えられやすい植物も、イラストと写真で紹介されているので「こっちだと思ってた…」っていう人もいるかもしれません。
詳しい生態や、生き残り戦略など、知れば知るほど奥深さに驚きますよ。
「子どもと一緒に覚えたい 道草の名前」は、雑草の見方が変わる本
踏まれても立ち上がる雑草魂、とよく言われますが、実は、多くの雑草は立ち上がりません。
そこで立ち上がるよりも、無駄な力を使わずに温存して、生き延びて子孫を残すことを優先します。
花壇に植えた花は、肥料をやって大切に育てても枯れてしまうこともあるのに、雑草たちはこんなにもたくましい。
置かれた環境で生きる強さ、生存戦略の幅広さ、他の雑草とかぶらない多様性…人間も学ぶところが多い本ですよ。
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