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【2019年本屋大賞】全部おすすめ!大賞受賞作&ノミネート作品の感想・レビューまとめ

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こんにちは。シーアです。(@seer1118b

シーア
シーア
本屋大賞を知っていますか?

本屋大賞は、全国の書店員のみなさんが、売場からベストセラーを生み出そうという意図で設立されたもの。

本に詳しい書店員さんが選ぶので、どれも面白くて、ハズレなしの名作ばかり!

この記事では、2019年の本屋大賞の大賞受賞作&ノミネート作品と、レビュー記事をまとめました。

2019年 本屋大賞
  1. そして、バトンは渡された/瀬尾まいこ 435点
  2. ひと/小野寺史宜 297.5点
  3. ベルリンは晴れているか/深緑野分 282.5点
  4. 熱帯/森見登美彦 250.5点
  5. ある男/平野啓一郎 242.5点
  6. さざなみのよる/木皿泉 239.5点
  7. 愛なき世界/三浦しをん 208.5点
  8. ひとつむぎの手/知念実希人 167.5点
  9. 火のないところに煙は/芦沢央 151.5点
  10. フーガはユーガ/伊坂幸太郎 136.5点

本屋大賞とは、書店員が自分のお店で売りたい・おすすめしたい本を選ぶ賞

本屋大賞は、2004年のスタートから右肩上がりに盛り上がっています。

全国の書店員さんが、「おもしろかった!」「お客様にもおすすめしたい」「自分のお店で売りたい」と思う本に投票して、大賞が決まります。

本屋大賞の例年の流れ
  • 12月 1次投票スタート
  • 1月初旬 1次投票〆切
  • 1月下旬 ノミネート作品発表、2次投票スタート
  • 2月末 2次投票〆切
  • 4月初旬 結果発表

参加資格は、正社員でもアルバイトでも、書店員であること。

1次投票では、1人3作品を選んで投票します。

2次投票では、ノミネート作品をすべて読んで、全作品に感想コメントを書いた上で、ベスト3まで順位をつけて投票。

シーア
シーア
ノミネート作品発表から、2次投票〆切まで、約1ヶ月で10冊読むんだね…!

量的には読めなくはないけど、しっかり感想まで書いて投票するとなると、かなりハードルが高そうです。

ライト
ライト
話題作や注目の作家さんだったら、ノミネート作品のうちいくつかは、もう読んでたりするんじゃないかな?

出版業界に新しい流れを作ろう、書店をもっと活気づけよう、という意気込みを感じられますね。

2019年、本屋大賞受賞作&ノミネート作品の感想・レビュー

2019年の本屋大賞、大賞受賞作とノミネート作品、合計10作品をご紹介します。

大賞受賞作はもちろん、ノミネート作品も一次選考で10位以内にランクインした事実があるので、どれも面白さは保障されたようなもの。

私が読了した作品は、レビュー記事を書いているので、ぜひ合わせてご覧くださいね。

ライト
ライト
ひとつひとつ解説していくよ!

「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ|父親が3人、母親が2人。優しくあたたかい、新しい家族の形

瀬尾まいこさんは、とにかく優しくて救われるお話を書く作家さん。

「温室デイズ」「図書館の神様」「天国はまだ遠く」「あと少し、もう少し」など、いくつも読みました。

心が疲れたときに、清涼剤のようにスッと入ってくる作品たち。

「そして、バトンは渡された」は、父親が3人、母親が2人もいて、苗字が3回も変わった女の子、優子のお話。

主人公の優子は、まったく不幸じゃなくて、いろんな親の愛を注がれていて…家族の新しい形を見せてくれますよ。

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「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ|普通とは違ってもいい。温かい家族の物語【2019本屋大賞】こんにちは。シーアです。(@seer1118b) 父親が3人、母親が2人もいて、苗字は3回変わり、家族の形も7回変わった…そんな女...

「ひと」小野寺史宜|親を亡くしたお人好しの青年が、人に頼ることを覚える1年間

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小野寺史宜さんは、「みつばの郵便屋さん」シリーズで、郵便配達員の心温まるお話を書かれていました。

シーア
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「みつばの郵便屋さん」はライトノベルって印象だったけど、「ひと」で大きく変わったよ。

主人公の柏木聖輔は、小さい頃父親を亡くし、女手一つで大学に進学させてくれた母も、二十歳の秋に亡くしました。

大学を中退し、たまたま出会ったコロッケ屋さんで働き、周りの人に支えられて生きる1年間を描きます。

いちばんの感動シーンは、今まで、何かを人に譲ってばかりいた聖輔が、物語の最後に口にするセリフ。

この一言を聞くために、「ひと」を読んでほしいと思います。

ひと|小野寺史宜
「ひと」小野寺史宜|ひとりになって感じる、人間のあたたかさ。【本屋大賞2位】こんにちは。シーアです。(@seer1118b) ひとりだけど、ひとりじゃなかった。 人のあたたかさを再確認できる、そんな小...

「ベルリンは晴れているか」深緑野分|戦後のベルリンで、殺人容疑をかけられた少女の旅

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舞台は、第二次世界大戦後のベルリン。

ナチス・ドイツが戦争に敗れ、アメリカ・ソ連・イギリス・フランスの4ヶ国の統治下に置かれたベルリンは、荒廃して緊迫した状況でした。

シーア
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そんな中、ひとりの男が不審な死を遂げる…!

ドイツ人の少女、アウグステは、殺人犯の疑いをかけられますが、亡くなった男の甥に死を知らせるために、陽気な泥棒のジギとともに旅立ちます。

狂気や欲望、誰を信じたらいいのかわからない…そんな混乱した世情の中、ふたりはどうなるのでしょうか?

シーア
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やっぱり戦争って嫌だね…。
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「ベルリンは晴れているか」深緑野分|戦争に翻弄された少女の歴史ミステリーこんにちは。シーアです。(@seer1118b) 第二次世界大戦のドイツで、理不尽な時代を懸命に生きる少女を描いた物語をご紹介しま...

「熱帯」森見登美彦|この本を最後まで読んだ人はいない…謎めいた本をめぐる連作短編集

森見登美彦さんといえば「夜は短し歩けよ乙女」が有名。

シーア
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「熱帯」は、作風がまったく違います!

「熱帯」というタイトルの本を探し求める森見登美彦は、「沈黙読書会」という催しに参加。

この本の秘密を知るという女性に「この本を最後まで読んだ人はいない」と、謎めいた警告を受けます。

森見登美彦自身が主人公で始まるのも奇妙だし、著者が自分で「怪作」と言うくらい、不思議な作品です。

「ある男」平野啓一郎|愛した人は、まったくの別人だった…衝撃の真実

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主人公の里枝は、子どもを亡くした過去を乗り越え、「大祐」という男と再婚しますが…「大祐」が亡くなったあと、まったくの別人だったと発覚します。

シーア
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どういうこと…!?

いったい自分の愛した男は何者だったのでしょうか。

謎を解き明かすべく、かつて離婚した際にお世話になった、弁護士の城戸に相談します。

戸籍の売買、在日3世などの社会問題も浮き彫りになる、静かな問題作。

「さざなみのよる」木皿泉|亡くなってもなお残る、人の生きた証。

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木皿泉さんとは、脚本家の和泉務さん、妻鹿年季子さん夫妻が共著される際のペンネーム。

「昨夜のカレー、明日のパン」をはじめ、人の生と死をあたたかく見守るような作品が特徴です。

「さざなみのよる」は、43歳で亡くなったナスミの、周囲の人々の視点で描かれます。

ナスミがいなくなったあとも、家族や同級生らの人生のワンシーンには、ナスミの生きた証が雫のように波紋を広げているのです。

シーア
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悲しいだけじゃない、希望を感じさせる作品だよ。

「愛なき世界」三浦しをん|ライバルは草だった!お料理男子と理系女子の恋

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三浦しをんさんは、「舟を編む」「まほろ駅前多田便利軒」「神去なあなあ日常」「風が強く吹いている」など、シリアスからコメディまで幅広い作風が魅力。

神去なあなあ日常
三浦しをん「神去なあなあ日常」お仕事小説+コメディ+林業♪【ネタバレなし】【あらすじ・感想】こんにちは。シーアです。(@seer1118b) 林業をテーマにした、一風変わったお仕事小説をご紹介します。 神去なあなあ日...

「愛なき世界」は、お仕事小説の要素が入ったコメディ寄りの作品。

洋食屋で働く藤村くんが恋したのは、大学院で植物の研究に没頭する本村さん。

彼女は、三度の飯より植物が好き…だから恋のライバルはガチで「草」なんです!

シーア
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研究室のメンバー、変わり者ばっかり!

サボテンを増殖させる同級生、イモに惚れ込んだ老教授…個性的すぎる人たちに囲まれています。

ライト
ライト
夢中になれるものがあるって素敵だよね。

「ひとつむぎの手」知念実希人|ミステリーと医療ドラマが融合された、社会派小説

知念実希人さんは、現役医師のミステリー作家で、病院が舞台だったり、医師が主人公の作品が多いのが特徴。

「優しい死神の飼い方」「仮面病棟」などを読みましたが、深い医療の知見が作品にも活かされていて、医療関係者からも評価が高いんです。

「ひとつむぎの手」は、大学病院で勤務する心臓外科医が主人公。

3人の研修医たちを指導し、入局を果たすことができれば、念願の昇進が叶います。

シーア
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でも、失敗したら、医師としての未来はなくなる…!

そんなとき、医局のトップである教授が薬剤臨床試験データを捏造しているという怪文書が出回り、犯人探しまで命じられてしまいます。

権力に屈するのか、正義を貫くのか…決断を見届けるまで目が離せません。

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「ひとつむぎの手」知念実希人|現役医師作家が手がける医療ミステリー&ヒューマンドラマこんにちは。シーアです。(@seer1118b) 小説でもドラマでも、医療モノは大人気です。 素人の知り得ない、人の生命に関...

「火のないところに煙は」芦沢央|作家が過去の凄惨な体験を元に描く、暗黒ホラーミステリー

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芦沢央さんは、「悪いものがきませんように」「今だけのあの子」を読んだことがあります。

繊細な心情の描写、ラストのどんでん返し、ヒヤッとするようなホラー感…嫌な後味の残る作風は、湊かなえに通ずる印象。

「火のないところに煙は」は、作家が主役で、「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」という依頼から始まります。

シーア
シーア
芦沢央さん本人の話、じゃないよね…?

作家は、過去に体験した凄惨な事件を元にして、作品を書き上げ、事件の解決のきっかけになればと目論みますが…。

ライト
ライト
もしかしてこれって本当のこと?って思うくらいリアルで怖い…!
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「火のないところに煙は」芦沢央|まさか実話?と思うくらいリアルなホラー小説こんにちは。シーアです。(@seer1118b) 誰もがそう思ってしまうくらい、リアリティのあるホラー小説をご紹介します。...

「フーガはユーガ」伊坂幸太郎|不思議な能力を持った双子のヒーローが活躍!

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伊坂幸太郎さんは、「ゴールデンスランバー」「ラッシュライフ」「陽気なギャングが地球を回す」「砂漠」などが有名。

シーア
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鮮やかな伏線回収、クールで痛快な「伊坂節」がたまらない!

双子の兄弟、風我と優我は、父親に日常的に虐待される過酷な家庭環境で、したたかに生きてきました。

ふたりには、誕生日の1日だけ、体と心がお互い入れ替わるという、便利なような使えないような…なんとも言えない能力がありました。

たとえば暴力で他者を押さえつけるような、世の中に満ちている悪意が許せなくて、彼らは彼らなりの方法で立ち上がるのです。

ライト
ライト
ラストは衝撃だけど…最後まで息が止まりそうだよ!
フーガはユーガ
「フーガはユーガ」伊坂幸太郎|悲惨な境遇を生き延びた双子の、痛快ヒーローストーリーこんにちは。シーアです。(@seer1118b) 虐待、いじめ、残酷な事件。 理不尽で悲惨な日常を、ふたりで生きてきた双子た...

本屋大賞は名作ぞろい。ヒット作候補がいっぱいで目が離せない!

ライト
ライト
本屋大賞って、面白い作品がいっぱいあるね!

日々刊行される小説の中には、有名作家の新作もあれば、なかなか注目されないマイナーな作品もあります。

数多くの小説の中から、名作を投票で選ぶ書店員さんの熱意は、さすがとしか言いようがありません。

シーア
シーア
「フーガはユーガ」、結構面白かったけど、これでも10位なんだね…!

大賞を取った作品でも、万人が高評価なわけではなく、「つまらない」という感想を抱く人もいます。

私は、2位だった小野寺史宜さんの「ひと」がイチオシかな。

シーア
シーア
本気で感動して、周りの人にも勧めまくったよ。本屋大賞取ってほしかった〜!

大賞を取った、瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」もめっちゃ良かったですけどね。

新しい本との出会いのきっかけとして、本屋大賞を上手に活用してほしいな。

大切なのは、順位じゃなく、自分の気に入った作品を見つけること。

ライト
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自分にとってドンピシャの作品が、どこかで待っているかもしれないよ!

私自身、まだ読んでいない作品もあるので、これから読破していくのが楽しみです。

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シーア
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