大学生や大学院生は、論文を執筆する機会が多いはず。
論文が得意っていう人はいないんじゃないかな…!?
でも避けて通れないんだよね。
論文なんて書けない、でも書かなきゃいけない…そんな学生さんのための心強い味方となる本をご紹介します。
Kindle Unlimitedなら本・マンガが読み放題【30日間無料】
なぜ論文を書くのか、論文の意義とは?人文学的思考とは?
学生さんだけでなく、社会人や、仕事で文章を書く必要がある人にとってもおすすめの本です。
「まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書」を紹介するよ!
「まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書」を手に取った背景
私は、40代になってから通信制大学に進学して学んでいます。
「教養学部」という、いわばなんでもありの学部で、コースは一応決めるものの自分が選んだコース以外の科目も自由にとることができるもの。
放送大学の授業は、オンライン上で映像授業を見て、選択式の問題に回答するテストが主なので、今のところ論文を書く機会は多くありません。
一部の科目では、試験の代わりに科目を通して得た感想や、授業で学んだ知識をまとめるレポートを課されることがあります。
それが…壊滅的に点数が取れないんだよね…
授業はしっかり聞いているし、割と楽しんでいるんです。学ぶのは楽しいし、楽しむことって大事だと思う。
読書ブログなんてやっているくらいだから、文章を書くのは苦手じゃないはずなのに…レポートとなるとダメみたい。
そんなに文字数も多くなくて、500〜1000文字程度のレポートが多いのに、なぜ!?
その謎を解明するために、「まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書」を手に取ったわけだね。
書けないやつは読めてもいない
この本の中で最も印象的だったのは、「書けないやつは読めてもいない」という言葉。
つまり、論文を書けないのは、パラグラフ単位でどのような内容が書かれているか、字数を分析しながら読むことができていないからだ、ということ。
まさに…正直、論文を読まないと書けないなんて思ってもいなかったよ!
自分では上手に論文を書けなくても、論文を読むことならある程度はできる。だって読書好きだし、同じようなものでしょ…?と思ってました。
でも、ただなんとなく文字を追うのと、自分が本気でそのテーマについて論文を書くつもりで精読するのとは全く別物の作業なんです!
この意識を持つことができるかどうかが、論文を書く前の姿勢に影響するのだろうなと背筋が伸びました。
そもそもなぜ論文を書くのか?
学生は、単位を取るために必要だとか、授業で触れたテーマだからとか、そういった理由で論文を書きます。
でも、ある程度論文を書けるようになって、単位を取ったり自分の目的を達成したり…その後、さらに論文を書くのはなぜでしょうか?
筆者が関わられている人文学という分野において、研究を続ける意味はなんでしょう?
その疑問に、筆者独自の考え方で応えが示されているよ。
人文学の研究における目的は、今世の中に存在する不平等や理不尽を少しでもなくし、社会をより良くすること。
「人文学ってなんの役に立つの?」と揶揄されるといいますが、たしかに医学の研究などと違って人の生命や健康に役立つものではないかもしれない。
でも、人種差別やジェンダーなどの問題は、どれも人間が自ら生み出したものだからこそ、人間が言葉の力で解決できる可能性があるともいえるのです。
まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書|まとめ
この本には、初学者が独力で論文を書けるようになる手順がひとつずつ解説されています。
論文のアーギュメント(主張)の大切さ、どのようなパラグラフで書くべきかなど、実践的な内容が盛りだくさん。
私も、これを読みながらひとつずつクリアすればそれなりの論文が書ける気がしてきました。
次に論文を書く機会があったら、頑張ってみようっと。
Kindle Unlimitedなら本・マンガが読み放題【30日間無料】
本を読みたいけれど、かさばるから持ち運びにくい、置く場所がない…とお悩みの方には「Kindle」がおすすめ。
いつでもどこでも、片手で読めるから便利。
私は、防水のiPhoneをお風呂に持ち込んで、Kindleで読書しています。
日替わり・週替わり・月替わりでセールがあるほか、Kindle Unlimitedでは、月額980円(30日間無料)で読み放題のタイトルもあるので、チェックしてみて下さいね。