「しごととわたし」~働く女性のインタビュー集~試着室で思い出したら、本気の恋だと思う~

こんにちは。シーアです。(@seer_1118

「しごととわたし」は、働く女性のインタビュー集

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  • 内容紹介

女性の人生は、「する」「しない」を選ぶことの連続だ。
例えば、仕事や家事、恋愛、結婚、出産、いつまでも美しく、健やかであろうと努力することなんかも。

“女の人生”と真摯に向き合う彼女たちの、これまでとこれから。
「世間のものさし」や「無言の了解」から一歩離れて、のびやかに人生を謳歌する女性たちのインタビュー集。

  • 著者について

梶山ひろみ
一九八八年生まれ。熊本県出身。日本大学文理学部社会 学科を卒業後、編集者のアシスタントとして働きはじめる。 二〇一二年四月、仕事と女性の生き方をテーマにしたフリーペーパー「しごととわたし」を創刊。現在は雑誌編集部のアシスタントとして働く傍ら、フリーランスでも活動している。

女性の人生は、選択肢の連続

女性は、結婚や出産といったライフイベントで、生き方が左右されやすいです。

仕事だって、男性なら「何の仕事をするか」という選択肢になるところが、女性の場合は、それより手前で「仕事をするか、しないか」から考えなくてはいけません。

それに、出産するとしたら、妊娠して、お腹の中で赤ちゃんを育てて、まさに命をかけて育てなくてはいけません。

産んだら終わりではなく、毎日ごはんを作って、成長させなくてはならないのです。

それはもちろん、父親たる男性にも責任があるのですが、現在の日本では、女性(=母親)の役割が大きくなりがちです。

母親というミッションと、自分がやりたい仕事の両立は、多くの女性を悩ませています。他の女性はみんなどうやって道を選び、歩んできたのか、誰しも気になるところでしょう。

これからの人生に迷う女性に読んでほしい

この本は、著者の梶山ひろみさん自身が、「この人に話を聞いてみたい」と思った女性に、仕事の価値観や、これまでの人生についてインタビューをしたものです。

元はフリーペーパーとして配布されていたものを、書籍化しています。

人生の選択肢を前に、「どうしたらいいんだろう?」と迷っている人に読んでもらいたい本です。

企業や組織に属さない、自由な生き方をする女性が、イキイキと輝いていることがわかるはず。

無理をすることと、一生懸命になることは、似ているようで全然違います。人生の一大事と向き合い、ときには考え方がくるっと変わるような衝撃を受けます。

それでも、変化を受け入れて、しなやかに生きている人たちがいます。

コピーライターの尾形真理子さん(博報堂)

女優の渡辺真起子さんや、作家のよしもとばななさんなど、有名な方をはじめ、スタイリストや書店経営など、様々な女性が取り上げられています。

中でも、博報堂のコピーライター、尾形真理子さんのインタビューが最も印象に残りました。

尾形さんは、ルミネの広告のキャッチコピーなど、多くの広告作品を手がけられ、評価されているコピーライターです。

  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
  • 似合ってるから、脱がしたくなる
  • 風はすべて追い風。わたしがどこを向くかだ。

時間というお弁当箱に何を詰めるか

時間の使い方を考えることは、「お弁当箱になにを詰めるか」に似ていると、尾形さんは言います。

24時間、1年、30代の時間、などといった時間の概念の中に、自分がやりたいことを詰めていく。

そうすると、必ずしも希望を全部詰め込めるわけではなくて、どこかで削ったり、あふれてしまうことも出てきますよね。

それでも「これだけは絶対に入れたい」「あれも少しでいいから欲しい」と、お弁当箱の中に残ったもの。

それが、自分は何を優先して生きていくか、自分が何をしたいか見つめることだと。

尾形さんは、今は仕事中心の生活スタイルだと言います。

それについて、人並みに悩むけれど、やはり自分と社会との接点でいちばん大きなものが仕事だと感じているそうです。

だから、お弁当箱には、がっつり仕事を詰め込んでいるのだと。

ニュートラルな感性で変化を受け入れる

女性が直面しがちな、ライフステージによる壁。

今後、立ちはだかるであろう壁について、どう思うかを質問された尾形さんは「やらないとわからないこともある」と答えていました。

知らないことを、情報だけ聞いて、さもわかった風に考えたくない。まだ起こっていないことをシミュレーションして、頭でっかちになりたくない。

その状況になってから、自分がどう感じるか、どう変わるかを体感しながら決めていきたい。

そんな、適度な冷静さとポジティブさが魅力的でした。先々のことをあれこれ考えて、悩んでしまう人に、ストンと落ちる言葉たちですよ。

ルミネの広告コピーから生まれた小説

尾形真理子さんは、ルミネの広告になったコピーを元に、創作小説も書いていらっしゃいます。

もともとこういうタイトルの小説だったかのように、ぴったりハマっていますね。

  • 内容紹介

年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。

  • 出版社からのコメント

首都圏のおしゃれな女の子たちに大人気のファッションビル、「ルミネ」。
その広告ポスターが、女の子たちの間で話題になっている。若い女性を中心に大人気の蜷川実花さんの写真とともに綴られる、胸がキュンとする言葉の数々。
「魔法を一着、買って帰ろう。」「新しい服を買うと、違う恋が欲しくなる。」「ワンピースを着た日は、彼とケンカにならない。」などなど。
そんな女の子たちの恋心を代弁してきた尾形真理子が、ついに小説家としてデビュー。
「ルミネ」のキャッチコピーをモチーフに、気鋭のコピーライターが紡ぐ、恋する女の子のせつない気持ち。

恋愛をテーマにした短編集です。女性には「わかる!」「そうそう!」と共感できることでしょう。

言葉やコミュニケーションに関するインタビューです。他にも、歌詞やコラム記事など、多く手がけられています。

言葉選びが自分軸ではなく、フラットで何色にでも染まれる印象です。それでこそコピーライターなのでしょうね。

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