エッセンシャル思考は最強なのか考える。典型的な欲張りタイプによる否定的な感想。

こんにちは。シーアです。(@seer_1118

「エッセンシャル思考」は、最小の時間で最大の効果を発揮する思考法

  • 内容紹介(Amazonより)

2014年の『NYタイムズ』『WSJ』ビジネスベストセラー、日本上陸!
2015年「ビジネス書大賞」書店賞 受賞!
さあ、あなたも今すぐ、99%の無駄を捨てて1%に集中しよう!

ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者)
クリス・ギレボー(『1万円起業』著者)
アダム・グラント(『GIVE & TAKE』著者)
他が絶賛する全米ベストセラー、待望の翻訳!

Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者の
99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!?

本書で紹介するエッセンシャル思考は、
単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。

本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、
システマティックな方法論だ。

エッセンシャル思考が目指す生き方は、
「より少なく、しかしより良く」。

そのためには、ものの見方を大きく変えることが必要になるが、
時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。

エッセンシャル思考を、自分の思考と行動に落とし込めるのか

エッセンシャル思考とは、海外の大手企業のアドバイザーを務める、グレッグ・マキューン氏が提唱している考え方です。本当に重要なことだけを確実に実行し、「最小の時間で成果を最大にする」ための思考法です。

ブロガー界隈でも、「生き方が変わった」などと大絶賛の本書。私は、原著ではなく、先にマンガ版を読みました。

あわせて読みたい
マンガでよくわかるエッセンシャル思考。最小の時間で成果を最大にする思考法!こんにちは。シーアです。(@seer_1118) エッセンシャル思考とは? 最小の時間で成果を最大にする考え方! エッセンシャル思考...

上記記事は、マンガ版のエッセンスを汲み取って、自分自身にも活用するつもりで、肯定的な気持ちで書きました。

でも、正直に言うと、まだ腹落ちしていないところがあります。

自分はやりたくないけど、やらなきゃいけないこともたくさんあること。

捨てるものを間違えたらどうしよう、ということ。

ひとつに集中しても良い結果が生み出せる自信がないこと。

そこで、よりエッセンシャル思考を理解するためにも、原作の方も読むことにしました。ですが、より悩みが深くなったような…。

エッセンシャル思考は最強なのか?

エッセンシャル思考では、不要なものを見極めて「捨てる」ことと、自分にとって本当に必要なものだけを残すことが大切だと説いています。

あれもこれもと完璧にこなそうとして、全てが中途半端になってしまうのは、非エッセンシャル思考だと言われています。

ですが、世界の著名な経営者ならいざ知らず、私の才能では、ひとつの物事に絞ったところで、目覚ましい成果があげられるとは思えないのです。

他のものを捨てて、いちばん重要なものだけに集中しても、自分の実力が伴わず失敗してしまうこともあります。

そうなったときに、他のものを全て手放してしまっていたら、潰しが効かなくならないでしょうか?

今、この瞬間に何が重要かを考え、目の前の物事だけに向き合っても、そのひとつさえうまくいかなかったら…不安になる気がします。

捨てることは果たして正しいのか? 誰かに押し付けて自分はラクをするのか?

頼られるとつい頑張ってしまって、断ることができない人が多いと思います。

なんでも引き受けてしまうのは考えものですが、それでも、やりたくなくてもどうしてもやらなければならないこともあります。

それを「捨てる」のは、果たして正しいことでしょうか。例えば、私が、PTAの役員を断ったとしたら?

私は、PTAを全く必要としていないけれど、保護者としてやらなくてはならないことに含まれます。

きっと、周りの保護者の人たちに、「みんな面倒だけどやっているのに、あの人は…」と後ろ指を指されるでしょう。そのことをきっかけに「断れるのはプロフェッショナルだからだ。あの人はエッセンシャル思考だ」と評価されることは、まずないと思います。

トレードオフの考え方。〜「断る」または「やると決める」〜

PTA役員を例に出しましたが、どんなことでもエッセンシャル思考の基準は一律です。

トレードオフの考え方に基づいて、「気が進まないけどデメリットのほうが大きいから引き受ける」または「いろんなデメリットを押しのけてでも断る」の、どちらかを選ぶしかありません。

私が断ることで、他の役員に仕事が押し付けられるでしょう。周りの人に迷惑がかかるデメリットを天秤にかけて、面倒でも引き受けると決めました。断ることによって起こる波風のほうが面倒ですから。

エッセンシャル思考によると、私は「渋々引き受けた」のではなく「やると決めた」のです。全然やりたくないですけどね。

それって、本質的なのでしょうか。だんだん分からなくなってきました。

子育てと仕事、両方続けていてよかったと思う私がいる

私は、仕事と子育てと家事を両立しています。子どもが小さい頃は、時短勤務でしたが、今はもうフルタイムです。かつ、残業も必要に応じてこなしています。

しかし、第1子の産休に入るときには、「もう会社には戻ってこないかも」という気持ちでした。初めての出産、初めての子育てを前に、不安でいっぱい。若かったので、重要な仕事を任されていたわけでもなく、仕事の楽しさを知りませんでした。

その時は、産休復帰してから、こんなに仕事が楽しくなるなんて思っていなかったのです。今、仕事を楽しむことができているのは、理解ある環境や、チャンスをくれた上司のおかげです。

日本社会では、キャリアを中断した人が、元のポジションに戻ることは、容易ではありません。今は、仕事を続けていてよかった、と思っています。

自分の一時的な判断で「今やるべきことは子育てだ」とひとつに決めて、仕事を辞めてしまっていたら、今の私はありません。

私が「仕事も子育てもとりあえず両方やってみよう」と見切り発車したからこそ、今に至るわけです。

決断しないことで、結果的にメリットが生まれています。もしエッセンシャル思考なら、こうはならなかったと思います。

自分が力を集中させる対象を選び間違えることはないのか?

自分の魅力や、得意なことは、自分自身では意外とわからないものです。

自分では当たり前だと思っていたことが、思いの外喜ばれたりします。頑張らずに難なくこなした仕事で、周囲から評価されることもあります。

何が言いたいかというと、自分が「たいしたことがない」と思っているスキルでも、他人から見るとあなたの大きなアドバンテージに映ることがあるのです。

自分に「これが得意だ」「90点以上やりたいことだ」という自覚がなく、本人が「別に自分でなくてもできる」と思っていること。

本当は、そういった物事の中に、他を捨ててでも集中的に力を発揮するべきポイントがあるかもしれません。

自分の判断だけを基準にして、選び取るべきものを見誤らないのでしょうか? 人間って、そんなに自分自身のことが見えているのでしょうか?

本人には、本当に大切なものが見えていなくて、あっさり捨ててしまいかねません。自分の可能性に気づかないまま終わる…それって怖いことだと思います。

あれもこれも欲張りたい、そんな自分を許そう

今回は、エッセンシャル思考の、納得できていない部分について深掘りして考えてみました。

決して、エッセンシャル思考を否定しているわけではありません。むしろ、エッセンシャル思考になれれば、また次のステージに進めるのだろうなと思います。

でも、今の自分の気持ちにフタをして、無理やりエッセンシャル思考にはなれません。迷いばかりでお恥ずかしいですが、これが今の偽らざる私の気持ちです。

まずは、エッセンシャル思考の中でも、今自分が共感できているポイントに重きをおいて、ゆっくり取り組んでいきたいです。

  • やりたくないことは(可能な範囲で)断る
  • 選ぶ権利は自分が持っていることを意識する
  • 何かを選ぶことは何かを捨てることとトレードオフ
  • 遊ぶ時間をキープする

あれもこれも興味があって、どれもきっぱりやめることができない私ですが、これらは素直に共感できました。

他にも、エッセンシャル思考を構成する要素はたくさんありますが、まずは、これだけ。少しずつトライしていきます。

関連記事

過去に戻れる喫茶店を舞台にした小説です。映画化もされるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。後悔しないために、今この瞬間を大切にしたくなります。

あわせて読みたい
「コーヒーが冷めないうちに」~過去の「あの日」に戻れる喫茶店があったら?【映画化決定】【本屋大賞ノミネート作】こんにちは。シーアです。(@seer_1118) 時間を行き来することのできる、不思議な喫茶店。本当にそんなお店があったら、あなた...
おもしろい本・好きなものだけ紹介するブログ
シーア
シーア
たくさんの本を読んできた経験から、本当におもしろい本だけをご紹介します!

小説、歴史、写真集、自己啓発、ハウツー本など、様々な種類の本を読んでいます。特に絵本は、好きが高じて「絵本講師」という資格を取りました。

そんな中から、特におすすめの本を厳選してご紹介します。

TwitterPROFILE

ライト
ライト
お好きなカテゴリーにどうぞ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です