こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
「PDCAサイクルを回せ」「PDCAが重要だ」…仕事でよく言われませんか?
ビジネスでよく使われる言葉ですが、実際、PDCAって何がいいの?そんなに大事なの?と思っている方も多いのではないでしょうか。
今さら聞けないPDCAサイクルについて、実践的に学べる本をご紹介します。
自分を劇的に成長させる!PDCAノート 岡村拓朗
自分を劇的に成長させる!PDCAノートの内容
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善行動)
主にビジネスで、生産性や効率を高めるためのフレームワークです。
PDCAサイクルは、有名なビジネス用語ですので、当然ご存じの方も多いと思います。
ですが、多くの人が「知っているだけ」にすぎず、本当の意味でPDCAサイクルを回せていないのではないでしょうか?
「自分の能力や効率を高めたい」「このプロジェクトを成功させたい」「クレームやミスを減らしたい」
…そんな方のために、本書では、ノートを使って、PDCAサイクルを回す方法を書かれています。
PDCAがうまく回せないのは、PDCAの回し方を教えてもらったことがないから
本書の中の印象的な言葉は、「PDCAがうまく回せないのは、PDCAの回し方を教えてもらったことがないから」
ビジネスシーンでは、PDCAは知っている前提で話が進んでしまうことが多いもの。
どの段階でつまづいているのか、ひとつひとつ見てもらえることはなかった気がします。
それでは、いつまでたっても成長せず、同じ失敗を繰り返してしまいます。
- P止まり…計画したはいいけれど、失敗したくなくて、なかなか実行できない。
- P→DDDDD…計画して実行したけれど、それが良いのか悪いのか分からず、延々同じところにいる。
- P→D→C?…計画・実行して、何かがよくないとは思っているが、改善案が思いつかず止まってしまう
私の場合、なんとなく「前に時間が足りなかったから早めにスタートしよう」とか、感覚で物事を進めてしまう性格です。
仕事はできる人だと自負していますが、「なんとなく」の感覚の精度が年々研ぎ澄まされてきているだけで、本質的じゃないな…と感じています。
PDCAのひとつひとつの要素を分解しよう
PDCAの4段階の、区切り目が曖昧になっている人が多いと指摘しています。
たとえば、「競合の新商品の評判が良いらしくて、先月より営業成績が10%下がった」というのを、D(実行)に書くのは、半分正解で半分間違いです。
Dは、自分が行ったことだけでなく、実績や事実ベースのことなら書いてもいいのですが、売上ダウンの要因を、「競合の新商品の評判のせい」と断定するのはDではありません。
自分の主観が入っているし、裏付けとなる根拠もないからです。
このように、物事の境目をどう切り分けるかは、難しいものです。
だからこそ、頭の中で考えるだけじゃなくて、ノートに書き出して、意識的に「事実とは何か?」を見つめないといけません。
A(改善案)で止まってしまう人は、周囲の人の助けを借りよう
PDCAが回らない一番のボトルネックは、A(改善案)だと言われています。
だって、自分が計画して、実行したときは、いい案だと思っていたわけですから。
うまく行かなかったときに、改善を…と言われても、自分のベストを尽くした結果が今なんだから、これ以上なんて簡単に思いつきません。
もちろん「もっとこうすればよかった」と思ったり、仮説であってもアイディアが出ているなら、自分で思いつく限りやってみればいいと思います。
でも、自力ではアイディアが尽きてしまうようなら「人の話を聞く」ことも重要です。
PDCAサイクルは、試行錯誤の繰り返しです。
自分の力だけでなく、他人に意見を聞いたり、時には得意な人に任せたりしてもいいんです。
いちばんやってはいけないのが、「どうしたらいいのかわからない」と思考停止して、放置してしまうこと。
まとめ|PDCAサイクルは難しくない!
PDCAサイクルが回せるようになると、仕事のやり方だけでなく、生活や人生も変わると著者は述べています。
- 自分を改善・成長させられる
- 自然と考えが整理される
- 無駄な行動が減る
- 同じパターンの失敗を繰り返さない
- 1日の行動の問題点がわかるようになる
- ダイエット、読書などの習慣が続きやすくなる
- 人生がワクワクし始める
あまりにもよくできた話なので、つい疑いたくなってしまいますが、実践するかしないかが全てなのかなと思います。
こういうビジネスノウハウ本は、眺めているだけでは決して身につきません。
実際に自分の手でノートに書いてみて、初めて身につくはず。
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