子どもの頃、ファンタジー小説の世界に入るのが夢でした。
魔法使いや王子様、お姫様が活躍する物語はもちろんのこと。
普通の少女が、実は特別な能力を秘めていた…!というストーリーを見ると「それは私かもしれない」と真剣に考えていました。
今でも、根っこのところは変わっていない気がする…。
この記事では、大人が読んでも楽しめる、本格ファンタジー小説をご紹介します。
本当に上質なファンタジーは、子どもだましなんかではなく、大人だってワクワクできるものですよ。
いろんな本を読んできた、シーアのおすすめばかりだよ!
ファンタジー小説21選!大人が読んでこそ楽しめる作品
大人も子どもも楽しめる、本格ファンタジー小説をご紹介します。
基本的には、現実世界を舞台にしたものではなく、異世界ファンタジーが中心です。
殺戮シーンが多い作品は「※残酷描写あり」と記載
実は、私、グロい・エグいのはあまり得意じゃないんだ…。
ファンタジー小説と一言で言っても、作風はいろいろ。
「モンスターをやっつける」といったソフトな表現のものもあれば、人が血を流すような殺戮シーンが多い作品もあります。
個人的に、グロいのは苦手なので、そういったシーンが多い作品は「※残酷描写あり」として表記しています。
「※残酷描写あり」って書いてなくても、人が死ぬ作品はあるから、主観によるかもしれないけどね!
おすすめのファンタジー小説|国内作品
日本人作家が手掛ける、国内ファンタジー小説をご紹介します。
和風な世界観のものから、圧倒的な別世界のものまで、多種多様な作品たちですよ。
「精霊の守り人」上橋菜穂子
女用心棒のバルサは、新ヨゴ皇国の二の妃から、皇子チャグムを連れて逃げてほしいと託されます。
チャグムは、精霊の卵を体内に宿し、不思議な力に突き動かされていました。
帝は、そんなチャグムを、自らの威信にかけて殺そうとしていたのです…。
帝にとっても、チャグムは自分の息子なのに…。
先住民ヤクーの言い伝えによると、目に見える世「サグ」と、別の世「ナユグ」の境目から、
チャグムは、城を出てバルサと旅をする中で「なぜ精霊は自分を選んだのだ」という理不尽な気持ちと戦いながら、運命を受け入れていきます。
自分で望んだわけでもないのに、成長していく姿が頼もしいね。
バルサの幼馴染で薬草師のタンダ、トロガイ師、星読師のシュガなど、登場人物がみんな個性的。
アニメ化・実写ドラマ化されるなど、大きな話題になった作品です。
実写ドラマのバルサ役は綾瀬はるかさん。夫とふたりで毎回めっちゃ楽しみにしてたよ!
「獣の奏者」上橋菜穂子 ※残酷描写あり
闘蛇衆の村で、獣ノ医術師の母ソヨンに育てられたエリン。
ソヨンは
ですが、ソヨンは、闘蛇を死なせた罪で死刑になってしまいます。
エリンは母を助けようとしますが、母は禁忌を破って、エリンを闘蛇に乗せて逃しました。
エリンは、蜂飼いのジョウンに拾われ、幸せな日々を過ごすが、またしても別れが…。
エリンの人生、苦難ばかりでかわいそうになるよ…。
エリンは、母のように、カザルム王獣保護場の獣ノ医術師になるための勉強を始めます。
ふたつの勢力の思惑があり、政治的に絡み合うストーリー。
最初は専門用語がわかりにくいかもしれませんが、流れに乗ったら止まらない魅力があり、過去にはアニメ化もされている作品です。
最終巻の結末が納得いかなくて、シーアとパパは夜通し議論してたよ。
だって…!(ネタバレ防止)なんだもん!
「RDG レッドデータガール」荻原規子
父や母とはなかなか会えず、宮司の祖父に育てられ、外の世界をほとんど知りません。
引っ込み思案で、分厚いメガネ、長いお下げ髪。
泉水子が触れると、機械が次々と壊れていく…クラスでも変わり者扱い。
「もっと普通の女の子になりたい」という願いから、前髪を切ったら…みつあみで封じ込めていた霊力があふれ出してしまいます。
封印が解けて、周りにいつもと違うできごとが起こり始めるよ。
山伏の家系である、幼馴染の
泉水子は、自分の生い立ちや秘めたる力、家系にまつわる秘密をまだ知らない…。
アニメ化・コミカライズなど、メディアミックスされています。
「空色勾玉」荻原規子
狭也は、光に憧れ、
ふたりはお互いに影響しあい、間違いを犯しながらも変わり続けて、戦のない豊葦原を守るために戦います。
生と死が隣り合わせで、八百万の神が生きている独特の世界観。
そんな世界でも、人も神も常に恋をしているのが新鮮で、美しいのです。
科戸王が狭也のために、あれこれ贈り物をするところがおちゃめだよ。
「空色勾玉」をはじめとした、「白鳥異伝」「薄紅天女」の勾玉三部作は、日本神話を下敷きにしたシリーズで、海外でも高く評価されています。
「扉守」光原百合
海と山に囲まれた、不思議で自然あふれる街、潮ノ道。
「潮ノ道」のモデルは、著者の光原百合さんの故郷・尾道だよ!
柔らかい方言、日本の情景が優しい、ファンタジックであたたかい連作短編集。
- その水を飲んだ人を必ず引き戻すという井戸
- 古い洋館に住む、畳たたきという妖怪
- 撮った人のエナジーを吸い取るカメラマン
- 自らの弦を切ってしまうピアノ
- 人の気持ちも月の光も、なんでも編んでしまう旅の編み人
- 異界との境目の扉を守る、雑貨屋の店主
すべての短編に登場する、住職の了斎が、裏で糸を引いているキーパーソンです。
どこにでも、いつでも、人間ではないものの意志が働く…それを受け入れて、共存している潮ノ道の穏やかさが魅力。
広島の魅力を描いた本を、地元書店員が選ぶ賞である「広島本大賞」、第1回受賞作。
「銀の犬」光原百合
言葉が話せない
オシアンは、人間離れした音楽の才能で、妖精の女王ニアヴに愛され、妖精にしか伝わらないはずの歌を、口伝えに授けられました。
各地で音楽を奏でて、人助けをしていくよ。
ケルト民話をベースに、妖精が出てきたり、古い言い伝えが生きている世界。
人の生と死が、現代よりもっと隣り合わせで、マザーグースみたいな残酷さがあります。
謎解き要素もあり、人の心に寄り添った、切ないファンタジーミステリー。
これまでファンタジーに馴染みなかった人も楽しめるんじゃないかな?
「フォーチュン・クエスト」深沢美潮
主人公のパステルたちは、まだ駆け出しの冒険者6人。
1巻の途中で、表紙にも登場しているホワイトドラゴンのシロちゃん(犬みたいなの)が加わり、6人と1匹になります。
レベルは低いし、お金もなく、世間知らずで、まともな装備もない…だけど、みんなお人好しで仲間思い。
私はヒロイン願望をこじらせて、パステルになりたいってずっと思ってたよ。
特別な能力がない、ごく普通の女の子だって、パーティーに必要とされる存在になれる。
パステルたちは伝説の勇者ではないし、「世界を救う!」なんて、壮大な目的はないけれど、そこがまた身近で親しみが持てるんです。
1989年にスタートしてから、30年の時を経て、2020年7月に完結する予定。
「雨ふる本屋」日向理恵子
いらっしゃいませ。ここは、あなただけの物語が見つかる本屋さん。こんな雨の日には、ほんとうの自分に出会えるかもしれません。
おつかいの帰り道、雨に降られて市立図書館に駆け込んだルウ子。
カタツムリのあとを追って、たどり着いたのは「雨ふる本屋」。
そこは、人間に忘れられた迷子の物語を、雨でぬらして本にする場所。
なんて素敵なんだろう。憧れちゃう!
ドードー鳥の店主、助手、妖精たち…不思議な人たちに囲まれて、ルウ子の冒険が始まります。
尽きない想像力と、物語への愛と信頼が感じられる作品。
続編もあって、シリーズ全4作品だよ。
「猫のダヤン ダヤン、わちふぃーるどへ」池田あきこ
ダヤンは、嵐の夜、雷鳴とともに生まれた、特別な猫でした。
飼い主のリーマちゃんとともに
わちふぃーるどは、動物たちが二本足で立ち、言葉を話す世界。
戸惑うダヤンを、猫のジタンがなだめてくれます。
初対面なのに、なぜかジタンは前からダヤンのことを知っている様子で…。
謎めいた猫のジタンは、ストーリーの鍵を握っているよ。
ダヤンがわちふぃーるどに慣れてきた頃、「ヒマナシ」という危険な虫に、時を食われる事件が起き、街を守るための冒険が始まります。
魔女のおばあちゃんが出てきたり、モノや森がしゃべったりする、イギリスの昔話のような世界観がとても好きで、設定資料集まで持っています(笑)。
続編もあり、全8巻で、わちふぃーるどの世界を堪能できますよ。
「魔導の系譜」佐藤さくら
生まれつき「導脈」と呼ばれる器官を持って生まれた人だけが、「魔脈」につながることができ、魔術をあやつることができる世界。
しかし、ラバルタでは、魔導士の地位が低く、恐れられ、蔑まれています。
人の役に立つ魔術もあるのに…なんだか理不尽だよね。
田舎で魔導士の私塾を営んでいるレオンは、大きな魔導の力を秘めながら、学ぶことを拒絶した少年・ゼクスを預かります。
少しずつ心を開いていくゼクスと、根気よく指導するレオンの、人間らしい嫉妬心や、それでも尊敬しあう師弟愛が見どころ。
貴族の魔導士、アスターは、魔導士が尊厳を失うことのない、差別のない世の中を作るために、反乱の兵を挙げます。
ゼクスは、親友のアスターの志に感化されて、戦いの中に身を投じていく…。
ファンタジー小説でありながら、現実社会の人種差別を見ているかのよう。
実は、マイノリティたちの戦いを描いた作品だと思うのです。
「ブレイブ・ストーリー」宮部みゆき
小学5年生のワタルは、ゲームが好きで勉強はそこそこの、普通の男の子。
ですが、ある日、突然父親が浮気をして出ていき、離婚すると言い出します。
お母さんはショックで寝込んじゃうし、大変だ…!
そんなとき、転校生のミツルが、「幻界」という不思議な世界について教えてくれます。
幻界には、運命の塔があり、女神様が現実世界から来た旅人の願いを叶えてくれるという…。
ワタルは、これまでの平穏な毎日を取り戻すために、幽霊が出るという噂のビルの扉から「幻界」へと旅立ちます。
自分で運命を変える決意をしたワタルの成長は頼もしく、仲間との友情や信頼を感じるストーリー。
自分だけが世界でいちばん不幸だと思っている人に読んでほしい。
アニメ映画化され、大ヒットした作品です。
「烏に単は似合わない」阿部智里
世継ぎである
東家からあせび、南家から
彼女たちは、春夏秋冬の名がついた部屋を与えられ、それぞれの家の命運を背負って、后の座を競います。
物知らずを馬鹿にされたり、意地悪されたり、手紙を隠したり…まるで大奥みたいな場所。
いわばライバルだから、仲良くできないのは仕方ないか…。
肝心の若宮が、后候補たちの前に姿を現さないまま、侍女が失踪するなど、不審な事件が相次ぎます。
4人の姫君たちのうち誰かが、若宮の来訪を妨害し、不穏なことを企んでいる…それは誰なのでしょうか?
そして、若宮に選ばれて后となるのはいったい誰?
結末でグルンとひっくり返って、びっくりしたよ!
イヤミス的な後味の悪さを感じる結末で、個人的には「うわー」って感じでした(ネタバレ防止のためこれ以上は伏せますが…)
この1冊だけを読んでも「八咫烏シリーズ」の全貌はわからないため、3作目くらいからが本番です。
「新世界より」貴志祐介 ※残酷描写あり
舞台は、人々が「呪力」を得た、1000年後の日本。
主人公の早季たちは、全人学級で「呪力」をコントロールする術を学んでいます。
ここでは、知らない間に子どもが消えて、まるでその子が最初からいなかったかのように、他の子たちは存在を忘れていきます。
消えた子はいったいどこに行っちゃったんだろう?
敵の精神を狂わせて相討ちさせたり、全身の神経を操って極限の痛みを味わわせるなど、呪力を使った殺戮シーンはかなり残酷。
敵たちは、呪力に対抗するために、毒や銃、爆弾など、あらゆる武器を使います。
大量虐殺ばかりで、私は読んでてしんどかった…!もう、こんなのやめようよ…。
記憶がコントロールされていたり、情報が開示されず伏せられていたり、遺伝子が組み替えられて人智を超えた生物がいたり、フィクションとわかっていても怖い。
トラウマものの鬱展開ですが、SFやホラー好きの方はチャレンジしてみてください。
「プラネタリウムのふたご」いしいしんじ
だまされる才覚がひとにないと、この世はかっさかさの世界になってしまう。
星の見えない村のプラネタリウムに捨てられて、彗星にちなんで名付けられ、「泣き男」に育てられたふたご。
テンペルは手品師に、タットルは郵便配達をしながら星の語り部になりました。
数奇な人生をたどる彼らの言葉は、ひとつひとつに意味があって、味わい深くて美しいんです。
双子座の神話のように、ふたりの運命は悲劇的…。
理不尽なことや残酷なことは、人生につきものだけど、それでも自分の星を見失わず、ひたむきに生きる彼らに、救いを感じます。
おすすめのファンタジー小説|海外作品
昔から愛されている、海外ファンタジー小説をご紹介します。
ロングセラーが多く、子どもの頃に読んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。
大人になってから読むのもおすすめだよ!
「モモ」ミヒャエル・エンデ
時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語
時間は、誰にとっても平等に与えられた資産。
「時間貯蓄銀行」の男たちは、将来のためにと人々を騙して、時間を奪っていってしまいます。
時間を盗まれた人たちは、せかせかと余裕がなくなり、少しのムダも許せず、モモの話を聞いてくれません。
私、忙しい忙しいってよく言ってる…。ドキッとするよ。
モモは、時間泥棒から、盗まれた時間を取り戻すのです。
「ほんとう」とは何か、「うそ」とはどこからなのか?
時間について、人生について、深く考えさせられる物語。
「モモ」を読むと、ゆとりをもって暮らしたいなって思うね。
「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ
映画「ネバーエンディング・ストーリー」の原作になったことが、あまりにも有名。
成績もイマイチ、容姿のせいで周りからからかわれてばかりだったバスチアンの趣味は、本を読むこと。
みんなにいじめられて逃げ込んだ古本屋で、1冊の本を手に取ります。
その本のタイトルは「はてしない物語」、今まさに読んでいるこの本!
こういうのすごく好き。ゾクゾクしちゃう!
本の中の世界、ファンタージエン国は、「虚無」という正体のわからない驚異にさらされ、滅亡寸前。
本の主人公、アトレーユは、勇敢で真面目な青年。
本の世界と現実世界が密接にリンクしていて、バスチアンは、アトレーユとともにファンタージエンを救う冒険に出ます。
古典ファンタジーの名作中の名作だよ!
「ライオンと魔女 ナルニア国物語」C.S.ルイス
4人の兄弟、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィ。
ロンドンから、戦争の空襲を避けて疎開してきた彼らは、古びた田舎の洋館に住むことに。
広い屋敷を探検していて見つけた、衣装タンスの扉を開けると、その奥には異世界に通じる入り口がありました。
正義の王、ライオンのアスランが創った「ナルニア」の世界へ。
白い魔女の支配により、ナルニア国は永遠の冬の世界に閉じ込められていました。
4人は、ナルニアと元の世界を行き来しながら、使命を果たしていくよ。
ナルニア国物語のおかげで、子ども時代の私は「いつか自分の前にも、異世界への扉が現れるかもしれない」と信じていました。
空想の世界を愛する人たちのバイブル。
「ハリー・ポッターと賢者の石」J.K.ローリング
言わずと知れた、魔法使いのハリー・ポッターの成長物語。
ハリーは、赤ん坊の頃に両親を亡くし、伯父母のダーズリー家に引き取られ、居心地の悪い孤独な日々を送っていました。
11歳の誕生日目前に、自分の出生の秘密、両親が亡くなった理由を知り、ホグワーツ魔法魔術学校へ入学。
魔法使いとして学びながら、ロンやハーマイオニーたちと友情を育んでいきます。
全作品が映画化されているので、原作を読んだことがなくても映画を見たという人も多いと思うよ!
原作は7巻完結で、サブタイトルは映画と同じもの。
私も全部は読めていませんが、Kindle Unlimitedで全巻読み放題対象なので、いつか読破したい!
「星の王子さま」サン・テグジュペリ
何にもない砂漠に不時着してしまったパイロットが、どこからともなくやってきた、小さな男の子と出会います。
彼は、小さな星に住んでいる王子だと言います。
王子さまの星の話、他の星の住民、王様のこと…どれもみんな、へんてこでおかしな大人ばかり。
ひときわ輝くのは、王子さまの星に咲いている、一輪のバラの話。
王子さまは、変な大人たちの自慢なんてちっとも羨ましくなくて、美しいバラこそ大切に思っていました。
だけど、七番目の星である地球に来て、ほかにもたくさんのバラを見て、王子さまは自分の星のバラの素晴らしさがわからなくなったと言います。
ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない。
子どもの頃には当たり前に感じていたことが、大人になってからわからなくなってしまう。
子どものときは、なんとなく読んでいたけれど、大人になってよりいっそう強く胸に迫るお話だよ。
大人になった今こそ読みたい、いつまでも宝物にしたくなる物語です。
「ライラの冒険」フィリップ・プルマン
11歳のライラは、オックスフォード大学寮で暮らしています。
両親を事故で亡くした過去がありますが、つらい素振りを見せない、明るく活発な女の子。
ライラの自由な日々は、親友のロジャーやビリーらが失踪する事件で動き出します。
信頼していたコールター夫人が、失踪事件に関わっていることを知り…。
なにそれ…めっちゃショック!
子どもたちはなぜ連れ去られたのか? 彼らを救うために、ライラは黄金の羅針盤をもって北極に旅立ちます。
ライラの冒険シリーズは3巻完結で、「黄金の羅針盤」「神秘の短剣」「琥珀の望遠鏡」の順番です。
「真夜中の飛行」リタ・マーフィー
酒井駒子さんの表紙イラストが素敵!
もうすぐ16歳のジョージアは、空を飛ぶ能力を代々受け継ぐ家系に生まれました。
一族は女ばかりで、ジョージアだけが唯一の子ども。
家長である祖母が、女帝のように君臨している、古臭い家のいびつな暮らしの中で、しきたりに息が詰まる思いを抱えていました。
空を飛べる一族、という設定が、不思議の香りだね。
ジョージアは、自由を求める強い意思で、自らの出生の秘密を知っていきます。
すこしずつ明らかになる真実に、目が離せません。
ファンタジー小説は、想像力を膨らませられるのが魅力
心の底からファンタジー小説の世界に住みたい…!
国内・海外どちらにも、良質なファンタジー小説が数多くあります。
大人も子どもも、ファンタジーの世界で羽ばたくことができるんです。
さまざまな経験をして、成長した今だからこそ、新たな発見がありますよ。
お気に入りの作品を見つけてみてね!
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ハリー・ポッターシリーズなど、有名作品も読み放題対象で、たっぷり楽しめますよ。
本を読みたいけれど、かさばるから持ち運びにくい、置く場所がない…とお悩みの方には「Kindle」がおすすめ。
いつでもどこでも、片手で読めるから便利。
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日替わり・週替わり・月替わりでセールがあるほか、Kindle Unlimitedでは、月額980円(30日間無料)で読み放題のタイトルもあるので、チェックしてみて下さいね。