こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
ゆる〜い動機で冒険に出て、ノリとツッコミで魔王を目指す、どうしようもなく笑えるギャグマンガ。
子どもから大人まで、誰もが楽しめる作品をご紹介します。
魔法陣グルグル 衛藤ヒロユキ
勇者ニケの調子の良さとあいまって、とっても面白いんです。
キタキタおやじ、長い声のネコ、ただし魔法は尻から出る…伝説レベルの迷言・迷キャラが惜しみなく登場します。
「魔法陣グルグル」のあらすじ
主人公のニケは、13歳。
勇者マニアの父にそそのかされて、魔王ギリを倒すため旅に出ます。
毒の沼地やお城がある「勇者ランチ」を食べさせる母も、なかなかのツワモノ。
第1章~12章の振り返り上映会、ニコニコ生放送にてまもなくスタートです☆ https://t.co/AcpS9tlbYr #グルグル pic.twitter.com/gDIdTwK5hq
— 「魔法陣グルグル」公式 (@magical_grgr) 2017年10月14日
村を出る前、しきたりの通り魔法オババに挨拶に行くと、ククリという少女に出会います。
ククリは、古代魔法「グルグル」が使える、ミグミグ族の最後の1人として、オババがひっそりと育ててきた子。
しかし、魔法はまだまだ未熟だし、失敗作をじゃんじゃん生み出す、世間知らずの女の子。
ニケは「オレ、勇者なんてやだからね」と言いながらも、ククリとともに旅立つのです。
「魔法陣グルグル」の魅力3つを解説!
- ゲーム・ファンタジー・テクノ・メルヘン・ギャグ…様々なエッセンスの融合
- 誰も傷つけない、子どもも楽しめる笑いが貴重
- ククリの繊細な感情がていねいに描かれている
ただシンプルに笑えれば、説明なんていらないのですけどね。
ゲーム・ファンタジー・テクノ・メルヘン・ギャグ…様々なエッセンスの融合
【原作】「魔法陣グルグル」リバイバル連載も新章更新!闇魔法結社からシュギ村での修行まで。ギップルに総裁、ジュジュにゴチンコも登場で一気ににぎやかに!数々の伝説のギャグも見どころのアニメ4話分の原作を公開中です!https://t.co/ehbpWAak2V #グルグル pic.twitter.com/akuxZxEMAy
— 「魔法陣グルグル」公式 (@magical_grgr) 2017年8月3日
私が作者の衛藤ヒロユキさんを知ったのは、ドラゴンクエストの4コマ漫画から。
今はとってもかわいい絵柄ですが、その頃はものすごいクセの濃い画風で、お世辞にも上手じゃなかったです。笑
ドラクエのように、黒い枠に白文字でナレーションが出てきてツッコミ的役割をしているのが、なんともゲーム的。
また、衛藤ヒロユキさんはテクノが好きで、趣味でDJをされています。
その影響で、作品中の挿絵でニケがDJの機材をいじっていたり、服装がテクノっぽかったり…。
魔法陣を描くことで魔法が出てくるファンタジーっぽさ、ちょっと変だけど憎めないキャラたち…いろんな要素が混ざりあった世界観。
「魔法陣グルグル」の、他のどのマンガとも違う魅力のひとつです。
誰も傷つけない、子どもも楽しめる笑いが貴重
いまさら言うまでもないのですが、こんなに頭を空っぽにして笑えるマンガってそうそうありません。
ククリは半年間、闇の魔法使いラジニのもとでグルグルの修行をします。
半年は長すぎるので「もっと早くできないの?」と言われたラジニの「ただし魔法は尻から出る」は、もはや名言ではないでしょうか。
キタキタおやじは、気持ち悪がられたり無視されたり、ニケたちからの扱いが雑なのですが、どう考えても主役級。
ニケの代わりに勇者のふりをして、ククリら女の子とともにノコギリ山の魔物にさらわれるシーンなのですが、このあと誰もおやじの心配をしません。笑
なんと、キタキタおやじが主役のマンガまであります。
最近の子ども向けのマンガやアニメって、萌え要素が行き過ぎていたり、結構グロいシーンがあったりしませんか?
親目線で見ると「子どもにこれを見せるのか…」とモヤモヤすることも。
でも、魔法陣グルグルは、嫌な気持ちになったり誰かが傷ついたりしない、子どもにも大人にも、胸を張っておすすめできる作品です。
面白いだけじゃない!ククリの繊細な感情が描かれている
ククリは、ニケのことを「勇者様」と呼んで、素直に慕ってくれます。
本当に純粋にニケが好きで、見ていて微笑ましい!
故郷のジミナ村を出て、コーダイ城ではじめて着飾った女の子たちを見て、真っ黒なメケメケのローブの自分を「地味かしら」と気づきます。
ラジニの修行を終えて久しぶりにニケに再会したとき「スキスキすぎて顔見れない〜」と照れていたり。
ククリとニケをくっつけようとして、ククリに告白させようとする妖精たちに「そんなんじゃないの」と落ち込んだり。
一方、ニケは鈍感で何も考えてなくて、そのくせパンツとか見えたらデレデレする、ただのお子ちゃま。
魔法陣グルグルは、ククリとニケの心の成長を描いていて、実はストーリーの行く末にも彼らのハートが大きく影響しています。
「魔法陣グルグル」は、連載25周年で3回もアニメ化
2017年、魔法陣グルグルは、連載25周年にして3度目のアニメ化を果たしました。
私にとって何より嬉しかったのは、自分が中学生の頃、月刊少年ガンガンで楽しみに読んでいた魔法陣グルグルが、子どもたちと一緒にアニメで楽しめたこと。
小学生の息子たちに、グルグルのわかりやすいギャグは大ウケ!
家でレイドのかっこ悪い魔法の真似をして「もっちゃらほげほげ!」とか言ったり、「全知全能の神、オレ!」って言ってました。笑
マンガ原作の新装版を全巻改めて買い揃えたら、長男は繰り返し読んでいましたよ。
時を越えて、自分が好きだったマンガに子どもがハマる…こんな未来がやってくるとは、中学生の頃には思ってもみませんでした。
放送は終了しましたが、DVD・Blu-rayが発売されています。
「魔法陣グルグル」は、子どもと大人が一緒に笑えるマンガ
第24章(最終回)ご視聴いただきましてありがとうございました! 衛藤先生より最終回のお祝いとして、素敵なメッセージイラストが届いております♪ アニメでのニケとククリの冒険は幕を閉じますが、『魔法陣グルグル』の世界はまだまだ続きます☆ これからも応援よろしくお願いします♪ #グルグル pic.twitter.com/FSfjE19YcJ
— 「魔法陣グルグル」公式 (@magical_grgr) 2017年12月19日
魔法陣グルグルは、大人は懐かしく、子どもは新鮮に楽しめるマンガ。
シンプルに面白いし、世界観も深くて、じっくり読むこともできます。
ニケとククリの成長にも胸が熱くなります!
ガンガンONLINEでは、「魔法陣グルグル2」が連載中。
ネット上で、無料で新作が読めるので、毎月楽しみにしています。
マンガって何巻もあるし、買うとかさばる、置く場所がない…とお悩みの方には「Kindle」がおすすめ。
夫や子どもも読むマンガは、紙の本で買うのですが、私しか読まないものはKindle一択。
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