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「いい感じの石ころを拾いに」宮田珠己|ゆるいエッセイで心を解放

こんにちは。シーアです。(@seer1118b

「いい感じの石ころを拾いに」ゆる~いエッセイ!

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「自分にとっていい感じの石ころを拾いに行く。別に何か思い詰めてるわけではない」……北海道から離島まで、“なさそうでなかった”石ころ拾い紀行エッセイ。選りすぐりの石ころ写真満載!

北海道から離島まで、ただただ海辺にしゃがみこんで、
“なんてことない石ころ”を拾いつづけた紀行エッセイ。
たちまち石ころが拾いたくなる、とびっきりの石ころ写真満載!

【目次】
ヒスイよりもいい感じの石ころを拾いに—-糸魚川
メノウコレクター山田英春さんに会いに行く
東京ミネラルショーを見に行く
伊豆・御前崎石拾い行
アフリカ専門旅行会社スタッフ・久世さんの石
『愛石』編集長立畑さんに聞く
北九州石拾い行
石ころ拾いの先達渡辺一夫さんに会いに行く
大洗の坂本さん
石ころの聖地〈津軽〉巡礼
北海道石拾いだけの旅
石ころスポットMAP

河原や海岸で石ころを拾う、ただそれだけの本

本当に最初から最後まで、河原や海岸で石ころを拾うだけの、ただひたすらそれだけの本です。

著者の宮田さんは、もともと石に興味がなかった人も巻き込んで、日本各地いろんなとこに行って石を拾って、めちゃくちゃ楽しそうです。

正体不明の奇石ガールなど、気になる登場人物もいます(最後まで謎)。

石の愛好家や、コレクターの方なども登場して、石といってもいろいろあるんだな…としみじみ感心します。

なんとなく「いい感じの石」というフィーリング

いい感じの石ころ…というアバウトさが素敵です。

宝石のように、お金に換えられる価値があるわけでもなく、化石や鉱石のように歴史があるわけでもなく。種類や名前なんてどうでもよくて、単に「いい感じ」の石です。

そこにはただ、主観による好みだけがあって、人によって違う石がチョイスされます。

ある人にとっては、取るに足らない石が、別の人にとっては「これこそ私の求めていた石!この筋がたまらない」とヒットすることもあるのです。

「そうかなぁ…」と思いつつ、眺めているうちに、「たしかにそうかも」と良さが分かったり、分からないままだったりします。

石だけでなく、どんぐり、葉っぱ…身に覚えがあるのでは?

うちの子どもが小さい頃、よく公園で石を拾っては持って帰ってきていて、実は今でもお菓子の空き箱にその石を大切にしまっています。綿を入れてクッション作ってあげたりして。

私にとっては、何の変哲もない普通の石で、むしろもっとキレイな石があるのでは…と思わなくもないんですが、長男にとっては唯一無二の石なんです。

石だけじゃなく、どんぐりや葉っぱ、木の枝、木の実…など、身に覚えがある方もいるのでは?

貝殻を集めてしまう私も同類

私は、石ではありませんが、海辺や砂浜に行くと、貝殻を集めてしまいます。沖縄に行ったときには、特にたくさん集めてしまいました!

2017年3月に、ハートロックで有名な古宇利島に行ったときの写真です。

沖縄の貝殻

夜、ホテルに持って帰ったら、貝殻のうちいくつかにヤドカリが住んでいて、暗いところで動いていたのでビックリしました(笑)。

ホテルのそばの海に帰しましたが、ヤドカリさんにとっては、強制的に違う環境の海にお引越しさせてしまったことになります。悪いことをしてしまいました…。

この本を読めば、石に興味が湧いてくる…かも?

宮田さんは、興味を持ったことはとことん突き詰めるタイプ。まさに「本気で遊ぶ」人です。

少年のような精神のままで、大人の財力・行動力・時間を得たら、こんな風になるんだな…という感じです。

石を持ち帰る前に、第一選考・第二選考と審査を重ねるところとか、遊び半分じゃなく、本気です。もはや狂気さえ感じてきます(笑)。

読んでいると、自分の「好き」を認めてもらえるような、ホッとする自由さが魅力です。この本を読んだら、石に興味がなかった方でも、ちょっと集めたくなりますよ。

あと、どうでもいいんですけど、毎回石拾いに連れて行かれている、編集者の武田さんは仕事大丈夫なんでしょうか…?

著者の宮田珠己さん ~旅エッセイがメイン~

著者の宮田珠己さんは、この本の他にも、一風変わった旅行ガイドや、紀行エッセイを書かれています。

元リクルートの方なんですね(調べて初めて知りました)。

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