絵本・児童書

「あおくんときいろちゃん」レオ・レオニ|混ざりあう色で、心のつながりを感じられる絵本

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こんにちは。シーアです。(@seer1118b

シンプルだけど奥が深い、想像力をかき立てられるロングセラー絵本をご紹介します。

シーア
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無造作に見えるちぎり絵に、いろんな意味を見出すことができるよ。
ライト
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もちろん、単純に楽しく読むのもアリ!

レオ・レオニ氏の絵本の中でも、最もシンプルで、装飾的な要素が削ぎ落とされた作品。

なんでもなさそうな、丸い色が並んでいるだけの絵本が、こんなに長い間愛されているのは、理由があるんですよ。

シーア
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「あおくんときいろちゃん」の深読み視点を解説します!

「あおくんときいろちゃん」の絵本データ

  • 作 レオ・レオニ
  • 訳 藤田圭雄
  • 出版社 至光社
  • 出版年 1967年
  • ページ数 40ページ
  • サイズ 21cm×21cm
  • 楽しめる年齢の目安 2歳から

「あおくんときいろちゃん」は、世界的な芸術家のレオ・レオニ氏が、自分の孫と遊びながら作ったと言われています。

シーア
シーア
「あおくんときいろちゃん」が、絵本作家としてのデビュー作品でもあるんだよ。

他の作品では、動物や魚などが主人公ですが、「あおくんときいろちゃん」だけは明らかにタッチが違っていて、抽象的なんです。

表情のない、色の丸だけで構成された、前衛的にも思える絵本。

こんなにも小さい子どもたちに受け入れられるのは、実際にお孫さんの反応を見ながら作られたからかもしれませんね。

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「あおくんときいろちゃん」の内容・あらすじ

あおくんときいろちゃん|きいろちゃんのおうち出典:「あおくんときいろちゃん」 作:レオ・レオニ 訳:藤田圭雄 至光社

あおくんときいろちゃんは、いちばんの仲良し。

シーア
シーア
他にもたくさん友達がいるね。

かくれんぼしたり、一緒にお勉強したり、飛んだり跳ねたり…いつもみんなで遊んでいます。

ある日、あおくんはお留守番中に、きいろちゃんと遊びたくなって、探しに出かけます。

きいろちゃんは、おうちにはいなくて、あちこち探して…とうとう、あおくんときいろちゃんは街角でバッタリ出会います。

ライト
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会えてよかったね!

ふたりは、うれしくてうれしくて、混ざりあって「みどり」になりました

シーア
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えっ!ひとつになっちゃったの?

みどりになったふたりは、公園に遊びに行って、トンネルくぐりをしたり、オレンジちゃんと追いかけっこをして、おうちに帰ります。

ところが…あおくんのパパとママは、あおくんがあおくんであることに気づきません。

「おや この みどりのこ うちの あおくんじゃないよ」

きいろちゃんのパパとママも、同じ反応。

悲しくなったふたりは、泣いて泣いて、青い涙と黄色い涙を流します…全部涙になってしまうくらい!

青い涙はあおくんに、黄色い涙はきいろちゃんになり、安心してパパとママのところへ。

大人たちにも、くっつくと色が混ざることがようやくわかります。

親同士も、うれしくて混ざりあってみどりになったり、子どもたちも、色とりどりに交わりながら遊びました。

シーア
シーア
最後にちゃんとパパとママに分かってもらえて、よかったね!

「あおくんときいろちゃん」の3つの深読み視点を解説

あおくんときいろちゃん|親と再会出典:「あおくんときいろちゃん」 作:レオ・レオニ 訳:藤田圭雄 至光社

「あおくんときいろちゃん」は、ただ楽しく読むこともできますが、深く考えるととても重要な示唆が含まれています。

そんな深読みの視点を、3つピックアップします。

  1. 人と接することで、自分が変わる。コミュニケーションから生まれる化学反応
  2. 帰る場所があるから、安心して冒険できる
  3. 子どもの変化や成長を受け入れる、親の心構え
ライト
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ひとつひとつ説明していくよ!

人と接することで、自分が変わる。コミュニケーションから生まれる化学反応

あおくんときいろちゃんが、混ざりあって、ひとつになって、色まで変わってしまう。

シーア
シーア
人間関係に置き換えると、どんな感じだろう?

大好きな友達と一緒にいたら、いつの間にか友達の影響で、趣味や好きなものまで似てくるような…そんな感覚でしょうか。

刺激をもらえたり、新鮮な驚きがあったり。

人と関わり、交わることで、過去の自分にはなかった考え方を知って、変化していくもの。

ひとりでは生まれなかったような、新しい自分になって、可能性がどんどん広がっていきます。

ライト
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それって、成長だよね!

そのしるしに、みどりになっても、中身は「あおくんときいろちゃん」のふたりのまま。

見た目が変わっても、アイデンティティはちゃんと維持しています。

あおくんときいろちゃんだけでなく、周りのお友達とも、コミュニケーションを取り合い、お互いに化学反応し合いながら成長していくのです。

帰る場所があるから、安心して冒険できる。家族の大切さ。

あおくんときいろちゃん|混ざりあって遊ぶ出典:「あおくんときいろちゃん」 作:レオ・レオニ 訳:藤田圭雄 至光社

あおくんにも、きいろちゃんにも、帰るおうちがあって、パパとママがいます。

子どもにとって、「ありのままでいいんだ」と思わせてくれる、安心できる居場所や人は、基地(ホーム)になります。

困ったときに助けてくれる家族がいるからこそ、安心して冒険できるし、のびのびと変化してみどりになれる…。

もし、家族がいなかったら、きっと変わるのが怖くて、自分の殻に閉じこもってしまうでしょう。

シーア
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安心して成長できるのは、帰れる場所があるからなんだね。

そのうち、鳥のヒナが巣立って、独り立ちするように、大きな翼を広げる日が来るのです。

子どもの変化や成長を受け入れる、親の心構え

シーア
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子どもの成長って、親にとってうれしいけれど、ときには受け入れがたいもの…。

あおくんは、ママにお留守番を頼まれたのに、ひとりできいろちゃんに会いに行きます。

あおくんのママは、あおくんが言いつけをやぶるとは思ってもみなかったのではないでしょうか。

ライト
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きっと、迷子になったかと思って心配しただろうね。

親離れは、成長の途上で必要なステップ。

友達と触れ合うことで、我が子が変化していくのを「こんな子じゃなかったはずなのに…」と戸惑う瞬間。

みどりになったあおくんを見て、パパとママが「うちのあおくんじゃない」と言ったことに似ていると思いませんか?

保育園などの集団生活で、友達との会話から悪い言葉を覚えてくるようなもの。

だけど、子どもの成長を受け入れ、「これも必要なことなんだ」と理解するのも、親の役割なのかもしれません。

メインブログに、子育ての苦悩あれこれ書いています。

「あおくんときいろちゃん」は、色のお勉強だけじゃなく、深い学びのある絵本

「あおくんときいろちゃん」は、本来、色の原理を楽しく学ぶことができる絵本。

シーア
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パレットで絵の具の青と黄色を混ぜて実演すると、子どもたち、めっちゃ喜ぶよ!

ストレートな意味で読むこともできますが、大人の視点で深読みするのも味わいがありますよ。

読み終わる頃には、あおくんときいろちゃんに感情移入したり、一緒に冒険した気分になれるはず。

シーア
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表情がない、ただのちぎり絵のはずなのに、不思議だよね。
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シーア
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