本が好きな方の中には、自分でも書きたいと思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
私も、過去に、自分で創作したいと思ったことがあったよ。
ですが、今は、ブログを通じて、創作者の方を応援する立場になっています。
この記事では、私の読書遍歴と、私が読書ブログをやっている理由を書いています。
同世代の方には懐かしくお読みいただけるかも?
また、創作者の方の励みになればいいと思いますし、元・創作者の方には、共感していただけたらうれしいです。
本が好きな子どもが、本が好きな大人になるまで
私は、小さい頃からずっと、本が好きです。
大人になっても、本が好きなままでいられています。
とても幸せなことです。自分にとって、本はいつもそばにある、別の世界への扉でした。
ですが、本を読まない大人がたくさんいる現代では、それはきっと珍しいことです。
いったいどう過ごしてきたら、こんな大人になるのでしょう。
小さい頃から振り返ってみました!
幼少期 ~毎週図書館に連れてってもらう~
私の実家は、本をたくさん買ってくれる家庭ではありませんでした。
父や母が読書をしていた記憶もありません。
ですが、母は毎週のように図書館に連れて行ってくれました。
母が料理や洋裁の本を選んでいる間、私と妹は児童書コーナーで絵本を読むのが常でした。
私は、本が好きで、いつまでも図書館にいたいくらいだった!
妹は退屈がって「早く帰ろうよー」といつも母を急かしていました。
同じように図書館に通っていても、妹は本好きになりませんでした。不思議なものです。
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最寄りの図書館は、児童書コーナーがじゅうたん張りで、絵本や紙芝居がずらりと並んでいました。
今でも、図書館の本棚の前で、ワクワクした気持ちを覚えています。
世の中には、まだ私が読んだことのない本が、こんなにもある!
それは、世界が広がっているのと同じことでした。
小学生時代 ~強くて自立心あふれる女の子に憧れる~
小学校に上がると、私は新しい世界を知ることになります。
少女マンガ雑誌「りぼん」の登場です。
母は世間に疎いタイプで、マンガ雑誌というものの存在を知りませんでした…!
比喩じゃなく、ホントに知らなかったみたい。
当然、私にも与えられることはなかったのです。
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小学校で出会った友達に、「りぼん」を読ませてもらって、衝撃を受けました。
私の頭の中で想像していた、キラキラした世界が、ここにある…!
私は「りぼん」、妹は「なかよし」を親に買ってもらうことにして、二人で貸し合って読みました。
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マンガだけでなく、文字が主体の本もたくさん読みました。
図書室にあったもの、図書館で借りたもの、おこづかいで買い集めたもの…。
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どれも、振り返ると、女の子が自由で、独立していて、強くて、冒険心あふれるお話が好きでした。
いつも受け身で、おとなしくて、辛いことがあっては泣き、男の子に守られるだけのヒロインは嫌だったんです。
でも、現実の私は、ちっとも目立たない女の子…。
男の子の前では固まってしまうし、注目が集まるだけで泣きそうになって、声が出なくなっちゃうような子。
そんな自分から解き放たれる世界が、本の中にはありました。
中学・高校時代 〜異世界への扉を探す夢見がちなお年頃〜
私は、私立の中高一貫の女子校に進学しました。
当時は、中学で受験する子はほとんどいなくて、ひとり電車に乗って遠方まで通う中、やっぱり本がお供でした。
本を読むのと同じくらい、絵を描くのが好きだったので、マンガ研究部に入りました。
その影響で、マンガもたくさん読んだよ!
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異世界や魔法が登場する、ファンタジー。
現実ではありえない冒険に心躍らせる、夢見がちな中学生でした。
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衣装タンスを開けたらそこは別世界…ナルニア国物語のような、日常からのトリップ。
そんな奇跡が、いつか自分にも訪れるかもしれない、と何度も妄想していました。
小説では、ティーンズハートで刊行されていた、折原みとさんの「アナトゥール星伝」シリーズがとても好きでした。
普通の女子高生が、不思議な古文書を開いて、砂漠の世界アナトゥールへ旅立つのです。
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私も、次の本をめくるときに、異世界への扉が開かれるかもしれない。
ありえない? そんなこと、誰が断言できるでしょう?
しかし、ふわふわした女子高生だった私も、次第に現実に向き合わざるをえなくなります。
大人になるときが近づいていました。
創作ができる人は、自分に向き合える強さを持っている
私は、絵を描くのも、文章を書くのも好きでした。
中学・高校時代までは、折原みとさんのように、絵も文章もどちらも創り出せる人になりたいと思っていました。
ですが、自分の絵や文章のスキルが、自分自身が満足できるレベルになれなくて、想像の世界が表現しきれないことに、疲れてしまいました。
私の頭の中にある世界は、もっとキレイで美しいのに…
誰かが褒めてくれても、自分が納得できていないので、ずっと辛かったです。
同じマンガ研究部の、美大に行くくらい上手な子の絵を見ては「自分もこんな絵が描けたら…」と羨んでいました。
中途半端な努力しかできていないくせに…。
自分の想像の世界に追いつこうとする気力も、だんだん失っていきました。
自分でゼロから世界を作り上げるのは、とても楽しいけれど、同時に苦しいことでもあります。
下手くそで、逃げ出したい、むき出しの自分をさらけ出すことだから。
私は、自分に向き合うことができませんでした。ごく普通の進路を選ぶことにしたのです。
創作をする人を、応援する立場でいたい
自分自身は、新しい世界を作る力はないけれど、本を読んで新しい世界を知るのは、とても心躍る体験です。
本を読むのも、キレイな絵や写真を見るのも、やっぱり好きなんです。
だから、誰かが見せてくれる新しい世界を、私はひたすら応援し続けていたい。
読んでおもしろかった作品は、たくさんの人に知ってほしい。
私の感想記事を読んで、本に興味を持ってもらいたい。
ブログを見てもらえたら、本が読みたくなるような、そんな記事を目指しています。
シビアな話、本が売れなければ、作家さんは活動を続けられません。
作品への評価が上がって、話題になったら、作者さんはもっと新しい作品を生み出して、また読者として楽しむことができます。
新しい世界を見せてくれている、創作者の方たちにできること。
これが、私なりの応援です!
著者の方に見てもらいたい記事を目指す
ブログを書くとき、気をつけているのは、著者の方に見てもらっても差し支えない記事にすること。
人によると思いますが、ネットで自分の作品の評判をエゴサーチしている方は結構います。
「これを読んだ人が、作品に興味を持ってくれるか」と考えて書いていて、作品への批判や、過度なネタバレは避けています。
というか、批判したいような本は、ブログで取り上げません。
自分のブログは、大好きな本であふれさせたい
もちろん、たくさん本を読んでいると、「これはイマイチおもしろくなかったな」と思うこともあります。
というか、たくさん読むからこそ、自分にとってドンピシャのヒット作品に出会えるんです。
最短ルートなんてないと思う。
100冊読んで、1〜2冊、自分に向けて書いているんじゃないかと思えるような、一生大切にしたい本に出会えます。
自分のブログは、好きなものであふれさせたい。
だから、オススメしたい本のことだけを書いていきます。
著者の方から反応をもらえるのがいちばん嬉しい!
実際に、作家さんのツイッターアカウントに、「感想ブログに書いたから、見てください!」ってリプライを送ったら、お返事をくださったことがあります!
たくさんほめてもらえてうれし照れます。ありがとうございます😌💕 https://t.co/SeYRGnQyUl
— 寺地はるな『水を縫う』発売中です (@tomotera0109) June 16, 2020
ありがとうございます。 https://t.co/uYgLFaAEMC
— 増山実@甘夏とオリオン (@yusya_dengon) September 27, 2020
ツイッターのような、相互にやりとりができるSNSが発達した今だからこそできること。
昔だったら、こんなに気軽にお返事をいただくことは叶いませんでした。
ブログやってていちばん嬉しい瞬間かもしれません…!
空想の世界を知ってこそ、現実を大切にできる
今はもう、異世界への扉を探すことはしません。夢見る時代は終わりました。
ですが、私は、大人になるにつれ、現実の楽しさを知りました。
仕事も楽しいし、子育てもおもしろい。
ブログを書いて、ゲームをして、好きな本を読んで、音楽を聞いて、充実した日々を送っています。
子どもの頃は、現実がこんなに色づくようになるとは、思ってもみませんでした。
人は、空想の世界で羽ばたくことで、よりいっそう現実の輝きを感じるのかもしれません。
私の心の中に、大切な扉を作ってくれました!
今の毎日を支えてくれているのは、小さい頃に読んだ、ファンタジーの世界のおかげのような気がしています。
そんなものないよ、という方は、これからでも遅くありません。
新しい扉は、本を開けば誰にでも見つけられるからです。
さあ、あなたも一緒に、本の世界へ旅立ちませんか?
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